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2013年3月

2013年3月20日 (水)

駐輪していたら車に踏まれてホイールが木端微塵のバイクの修理

昨年10月初旬に持ち込まれたロードバイク。

”直して欲しいんですが”とご来店下さいました。見るとホイールが前後ともに木端微塵でした。

なんでも、駐輪していたら自動車に踏まれていたとの事。

作業が立て込んでいましたので”時間がかかりますがよろしいですか?”とお伝えすると、他のお店に修理で預けていたそうですが、一年たっても連絡が無いので見に行くと預けた自転車の上には段ボールや荷物が積まれていて、、、

で、数キロ離れたNRSまで自転車担いで歩いて持ってこられたという事でした。

バイク自体、かなり古いものでアルミフレームのフロントフォークがカーボンで、グレード的にはミドルグレードのバイク。

とにかく車に踏まれているので何がどうなっているか解りませんし、元通りにするにはかなりの金額になる事をお伝えしました。

すると、ご存命なのですが、おじい様の思い出いっぱいのバイクとの事で、修理費用が高くなっても直して欲しいとのご希望で。

クライアントのおじい様は、皆生のトライアスロンを始めて開催された方との事。

皆生のトライアスロンは、我が国で最初に開催されたトライアスロン。という事は、日本にトライアスロンを始めて持ち込まれた方という事。

で、お預かりして修理をお受けすることにしました。

124
3600
取りあえずバイクを洗車してフレームやパーツの状態をチェック(洗車は整備の基本です)。4見覚えがあるような、聞いたことがあるような、ないようなフレームブランド。
5wWレバー。まだデュアルコントロールレバーは存在していませんでした。

6洗車が完了しました。ここから修理作業の開始です。

木端微塵なホイールはバイクをお預かりするときに、お持ち帰りいただいていているのでバイクの動作チェックは出来ません。

まず、ホイールを調達しなければと思い、安くあげるためにWH-R501を発注しました。

カーボンなフロントフォークは目視では異状ありませんでしたが、念のためビルダーの所に行く用事を作ってついでにフォークをチェックして頂きました。

するとビルダーがフォークを手に取って開口一番”これ650Cだね”と。

”えっ!?”と私。カーボンのフォークは結構ボリュームがあったのと、最初から固定概念で700Cと思い込んでいました。

そうなるとWH-R501は使えません。650Cの安価なロード用の完組も自分の知っている限り存在しません。

クライアントは学生さんなので、修理代金は極力低く抑えなくてはなりませんし。

手組となると、マレーシアや中国で組まれている完組より高くなりますが、仕方が有りません。

クライアントにその旨を伝えて承諾を得て、650Cのクリンチャーホイールを組むことに。

しかし、650Cで手組に使えるリムが中々ありません。

こういう時は、日本で一番ホイールを組んでいるPAXさんに相談という事で、連絡を入れると何とかありそうと返信が来ましたので早速リムをオーダー。

時間はかかりましたが、ティアグラハブにDTチャンピオンスポークで650Cクリンチャーリムで組み上げました。

その間に、色々とチェックしているとどうも色々とパーツが車に踏まれた際に歪んだりしています。

まず、カンパの大道具を召還して、ホイールを装着してRD台座のチェック。見事に歪んでおりました。

14続いてエンドチェック。エンドは何とか歪んでいませんでした。フレームセンターもOKでした。10rdディレイラー台座は目視で歪んでいるのが解ります。

アルミフレームですが、※リプレースエンドではないのでRD台座チェックに使うディレイラーハンガーツールで修正しました。

11650c26in700c650cpaxホイールが無いと、RD台座のチェックが出来ませんので洗車の後、まずホイル組から着手しました。
13paxハブはティアグラ。リムはPAXさんから取り寄せました。
15rd
ホイールを装着してRD台座のチェックと修正。かなり曲がっていました。

ホイールを装着して、ワイヤーを新品にしてと順番に各パーツをつないで行くと、ブレーキの動きがおかしいです。

フロントブレーキは完全にセンターシャフトから歪んでいるのと、リアブレーキもリターンスプリングがヘタっていて動きが非常に悪いです。

79
これはもう、交換しかやりようがありません。ティアグラのブレーキアーチに交換しました。

作業台の上で、ダウンチューブのWレバーでシフト調整するために、クランクを回すとペダルがグニャグニャとします。

ペダルも、車に踏まれて歪んでいたのでこれも交換に。

チェーンは、一年も放置されていて酸化してしまっていたので、チェーンも交換。

一通り、組み立てが完了しました後、外で実走チェックをすると歪んでいるのはペダルだけではなくクランク自体も歪んでいる事が判明。

シマノ600のクランクはとっくに廃版です。

調べるとチェーンライン的に、FC-2300(SORAの下位グレード)が使えることが解りました。

クランクの交換に伴いBBもチェーンラインの合うスクエアテーパーの新品に交換。

結局お預かりしてから修理完了に二か月近くかかり、修理代金も¥8万を超えてしまいましたが、クライアントには非常に喜んでいただけました。

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※リプレースエンドは、フレームにダメージが及ばないように少しでも力が加わると曲がる様に出来ていますの

で、リプレースエンドが曲がったら必ず交換してください。曲がったモノを曲げ直したりとかするとリプレース

エンドがいきなり折れたりしますので。
また、最初からリプレースエンドが曲がっているものもあるようです。
正確には、フレームエンド自体が歪んでいて、結果そこに取り付けられるリプレースエンドが曲がった状態にな

ります。
それをリプレースエンドに力を加えて曲げたりすると、そのうちもれなく折れることになります。
リプレースエンドが曲がる様な事はしていないのに、いきなり走行中にリプレースエンドが折れる事をチョクチ

ョク耳にしますが、それはリプレースエンドがいつどの段階かわかりませんが、フレームが歪んでいるのをごま

かすために、リプレースエンドを曲げているのです。
走行中にディレイラーがエンドが折れることにより脱落すると重大な事故につながります。
リプレースエンドを曲げる事は、絶対にやってはいけません。

※リプレースエンドは、フレームにダメージが及ばないように少しでも力が加わると曲がる様に出来ていますので、リプレースエンドが曲がったら必ず交換してください。

曲がったモノを曲げ直したりとかするとリプレースエンドがいきなり折れたりしますので。

また、最初からリプレースエンドが曲がっているものもあるようです。

正確には、フレームエンド自体が歪んでいて、結果的そこに取り付けられるリプレースエンドが曲がった状態になっています。

それをリプレースエンドに力を加えて曲げたりすると、そのうちもれなく折れることになります。

リプレースエンドが曲がる様な事はしていないのに、いきなり走行中にリプレースエンドが折れる事をチョクチョク耳にしますが、それはリプレースエンドがどの段階かわかりませんが、フレームが歪んでいるのをごまかすために、リプレースエンドを曲げているのです。

走行中にディレイラーがエンドが折れることにより脱落すると重大な事故につながります。

リプレースエンドを曲げる事は、応急処置以外で絶対にやってはいけません。

もし、最初からリプレースエンドが曲がっている状態で、新品のリプレースエンドに交換しても曲がっているようでしたら、それはフレーム自体が歪んでいるという事です。

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