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2012年1月 7日 (土)

千葉のT城様エクタープロトンwithStreetFighterネメシスバージョン

Photo

プラントエンジニアで、全国の現場指揮を転々とされているT城様。
お問い合わせをいただいたのは、2011年の5月。

”ロードバイクのチューニングをお願いしたいと考えております。
そこで、一点ご教示して頂ければと思います。

現在キャノンデールCAAD9を使用しておりコンポ,ホイール等の交換,組みなおしを考えております。(ティアグラ→デュラ7700の9速+NRSストリートファイターを希望)コストの問題もありますが、素材としてそこまで懸けるのか?

それともNRSでナカガワフレームベースに組んだほうが良いのか悩んでおります。
ナカガワの場合クロモリのスタンダードを希望しています。

レースバイクの素材として、どのようなものでしょう?

お忙しいところ、申し訳ございません。
回答の程、宜しくお願い申しあげます。”

まず、ナカガワはコーナーリング性能は突出しているのだが、登りで失速すると言う特性を持っている。
これはBBハンガーウイップに起因するものと考えられ、ハンガーウイップ自体は、エネルギーロスにはならず、要は乗りこなし(ペダリング)の問題だと、2004年JPNナショナルチームのデータ解析により、証明されている。

ただ自分は、ナカガワフレームを選手時代3本乗っていていて、感覚的に登りで失速すると感じていたのだが(乗りこなせていなかった)2003年から2005年までメカニックとして、マッサーとしてサポートしている時、特に実業団公式戦を全戦フルサポートした(サポートに使っていた車の走行距離は13000キロを超えた)2004年シーズン、チームランキングが131チーム中7位まで上がり、2005年のTOJ招待につながったわけだが、2004年の年末に、なぜチームランキングが上がったかを分析してみた。

結果、登りが少なくて、コーナーの多いコースでは抜群のポイントを稼いでいるのだが、登りの多いコースになると、途端に獲得ポイントが少なかったと言う事がわかったのだ。
これは、スチールのナカガワフレームのデータなので、カーボンはこの辺りをアテネオリンピック代表選考会で唐見美代子選手が登りのコースで代表を決めたので、克服していると考えられる。

また、スチールのナカガワフレームで登りをモノともせず勝っていた選手もいる。高橋松吉さんと大石一夫さんだ。
まぁ、この二人は明らかに常人離れしていて別格と言えると思うが。

ただ、ナカガワのコーナーリングスピードと出足の良さは麻薬的な魅力があることは間違いない。
また、ナカガワフレームで忘れられがちなのがトラックフレームで、UCIトラックワールドカップに置いて、国産フレームで最初にポイントを獲得したのは、ナカガワフレームである。

そんなこんなで、まずお乗りのCAAD9をフィッティングして、フレームが合っているかどうかから始めることになった。

フィッティングの結果、現在のCAAD9のステム長では短くて、それを伝えるとちょうど長い適正ステム長のモノを購入していたとのことだった。

そして、CAAD9のパーツをアップグレードするのとエクタープロトンをフルオーダーする二つの見積もりも依頼された。ホイールはStreetFighterのネメシスバージョンだ。

結果、エクタープロトンをオーダーすることとなった。

・カイセイ8630R
・フレームサイズ530
・トップ540
・FD台座=直付け
・ストレートフォーク+なで肩
・ラグ=一般的なもの
・カラー 関ペレタンPG80カラーガイド2ページ365ファストブルーの右側
・体重76kg
フレーム要望
(1)直進安定性を犠牲にしない範囲でコーナーリング性能が欲しい。
(2)まくるときの伸びがほしい。
カラーは、人気色のファーストブルーのメタリック。

お乗りだったティアグラのCAAD9はNRSが手数料を頂いてオークションで売却すると言ういつももパターン。
CAAD9は、アメリカモノという事と(昨年よりアルミは全て台湾生産)走行距離が1000㎞程度で傷もほぼない新品に近いコンディションだったのと、NRSで完全調整したので¥11万で沖縄の方の元に。

メッキや、パナソニックのフレームのようにトップチューブをダウンチューブと同じ太さに出来ないかとか色々と打ち合わせが続いたが、トップチューブをダウンチューブと同じ太さにしても、可もなく不可もなくと言ったところなのと、ラグが無いので(パナソニックはオリジナルのラグを使用している)ラグレスになると言う理由から、オーソドックスなチュービングで行くことになった。

クランクは、今のシマノのデザインが気に入らないので、FC-R700で行けないかと。

FC-R700およびFC-R600は、シマノのコンポーネントにコンパクトクランクがラインナップされていないときに、グループ外製品としてFC-R700がアルテグラ相当、FC-R600が105相当と言うポジションで販売されていたもの。

しかし、20011年4月に105が5600から5700になった時点で全てのシマノコンポーネントにコンパクトクランクがラインナップされたので、製造は終了していた。

そこで、某近畿ナンバーワンの安売りと在庫量のウエムラパーツさんでクライアントがFC-R700を確保して、それを送って頂くことに。

その他、アメリカンクラシックハブやハンドルバー・ステム・シートピラー・サドルはクライアントが持込み。

完成重量は8.61㎏。リムがネメシスではなく、クロノF20バージョンのStreetFighterなら8.5㎏アンダーは行けただろう。

昨年11月に組み上がり、売却するCAAD9を送ってきた輪行袋に入れて、クライアントの出張先に送った。

クライアントが荷受け後、フロントフォークとリアエンド付近に輸送中の取り扱いのせいで塗装のはげがあったそうだが他は異常なく、ひとまずホッとした。

Streetfighter ホイールは、StreetFighterネメシスバージョン。

681 838

フロントホイール重量は、681g。リアは838g。

Photo_2 ストレートフォーク。

Fcr7007801 コンポーネントは、6700アルテグラ。クランクはFC-R700。チェーンは7801デュラエース。

で、年明け後インプレッションを頂いた。

”橋本様

本年も宜しくおねがいします。

インプレおそくなりました。

結極、新潟では雨,雪のため乗れず、年末千葉の自宅に帰り手賀沼を100km程走った感想です。

元々20年程前のパナモリのイメージが有ったため、どうにもCAAD9に馴染めずエクタープロトンをオーダーしました。

・他オーナー様同様の意見ですが、動力,操作性能すばらしいです。
・直進性,走行バランス,コーナーリング等とても気に入っております。
・CAAD9と比べると走行における疲労感が軽減したと思います。

走行距離が短いためこの程度の感想ですいません。しかしとても気に入っております。

今年は、ヒルクライムにエントリーを予定しています。アドバイス等宜しくお願いします。”

今回も、ご満足いただけたよう。

StreetFighterネメシスバージョンにフレームにはクリスタルロック。
ケイデンス付ワイヤレスサイクルPCキャットアイCC-RD400DW付きで¥352540也。

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