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2012年1月 9日 (月)

神戸のS末様、Cyfac持ち込み組み立て作業

Cyfac

昨年11月初旬に風邪を引いたのだが、熱もそんなに出なかったし、抗生剤飲んで普通に作業して定休日も2012カンパニョーロジャパンテクニカルセミナーに行ったりしてたら、見事に風邪をこじらせて内臓に来てしまったと言う体調で、6月から7月にかけてオーダーしていたフレームが次々と仕上がって送られてきたり、以前から話を進めていた持込みのTIME VXRSの組み立てや珍しくクロスバイクが3台ぐらい売れたりと最悪の体調の中、鬼のように作業しているときに来店された神戸のS末様。

お電話を頂いていて、全て持込みで組んでもらえないかという事だったので、とりあえず来店いただくことになったのだが、自分がホイールは何ですか?と聞くとレーシング3のチューブラーと。

?レーシング3ってチューブラーあったっけ?新しく出したのかな?っとあんまり考えずに、電話を切った。

S末さんは、ネットの情報(個人ブログとか)を見て、通販でフレームやコンポーネントを調達してご自分で組もうとするも頓挫してNRSにやってこられたのだ。

持ち込まれたのは、Cyfacのアルミフレームにディレイラーとか中途半端にパーツが取り付けられたもの。

一通り、持ち込まれたモノをチェックしていくと突っ込みどころ満載状態。

コンポーネントはアテナ。インナーワイヤーとチェーンは透明のビニールに入れられて何やらぐちゃぐちゃ白いモノが塗られている。

某個人ブログを読んで、インナーワイヤーにルブリカントを塗りこんだのだが、カンパのワイヤーはあらかじめコーティングされているので、こういったことをやる必要はない。
逆に、コテコテにルブリカントが塗られていたら、作業にならない。

ワイヤーは、ソッコーお持ち帰りいただいて、新品を使うことに。
チェーンは、組み付ける前にパーツクリーナーでグリスらしきルブリカントを落とすつもりだった。

そして、レーシング3に貼られたチューブラータイヤをチェック。
回転させて、タイヤの状態を見る。ん?なんかおかしい。
タイヤサイドをつまむように持ち上げると、アッサリとタイヤが外れる。
?タイヤのエアを抜いて、タイヤをリムから剥した瞬間、目を疑った。通常のクリンチャーリムだった。
そこに、ビットリアコルサCXのチューブラータイヤが嵌められていたのだ。 
S末さんに、チューブラーリムを見せてクリンチャーリムとの構造の違いやタイヤの構造の違いを説明した。

レーシング3は、リムにリムセメがベットリと塗られているので、そのままタイヤを(もちろんクリンチャー)はめるとリムセメが悪さをして、チューブが傷んでしまうのでワイヤーとともにお持ち帰り願う事に。
クリンチャーリムにべっとりと塗られたリムセメを剥離するには、いったいどのくらいの作業工賃が発生するかわからなかったので。

で、ホイールはレコードハブCX-RAYクロノF20の手組ホイールで行くこととなった。

Cxrayf20 666g 778g

シャマルよりも軽く、空力が良く、滑らかな走り。

Nrs 品質を保証するNRSのステッカー。振れ取りは生涯無償。

丁度、クロノF20が欠品中で11月中旬には入荷するとのことだったのだが、結局年内入荷は無理どころか、年明けの二月か三月も怪しいと。イタリア人、仕事しろよな。

組み上げたバイクや作業中のバイクや組立前のフレームなどで、7坪の店舗スペースは飽和状態に。

リムが入荷して、ホイールが組み上がるまで、一旦S末さんにお預かりしていたフレームなどを
お持ち帰りいただくことにした。狭いスペースでフレームに傷が入ったりするのを避けるためだ。
ついでに、グリスのようなルブリカントの塗りこまれたチェーンもお持ち帰りいただいて、
グリス状のモノも落として頂くことにした。

S末さんの他にもクロノF20で二ペア組まなくてはならなかったので、いつもは取らない
値段の高い代理店に連絡を入れて確認したら、在庫10本と。次回入荷は未定。
その10本はもちろん全て取った。

12月中旬に入り、体調は相変わらず悪いのだが、順次タスクをこなしていって、やっとS末さんの
Cyfacに取り掛かれることになった。

イレブンスピードになったばかりのころのアテナなので、ウルトラシフトに(現行はクイックシフト)クランクはウルトラトルク(現行はパワートルク)。

フレームにはクリスタルロック施工をして、フロントフォークのクイックレバーを使用不可にしている爪の加工もして組み上げた。

ちなみにフィッティングも受けて頂いたら、ステムが10mm長かったので店にあった、ジャイアントのロードバイクを販売した時に、フィッティングして(NRSでバイクを購入される場合はもれなく無料でフィッティングをする)完成車状態では当然ステム長は合わないので、交換してそのまま置いていたS末さんのCyfacには丁度良い長さのジャイアントのコネクトステムを¥1000でお付けした。

納車後、ライドされて感想を頂いた。

橋本 様

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
正月に乗った感想をメール致します。すこし長いですが、本当にありがとうございました。

感想

感動!!!  本物のロードレーサーとの出会い

2012年、今年は後厄の私。中学から柔道を10年続け、その後、運動をすることも無く、歩くことすらほぼ無く(1日3000歩)、暴飲暴食気味で、十数年を過ごした私。

そんな私に変化があったのは4年前の2008年。通勤で使っていたスクーターの音が大きくなってきたのと体重が増え、筋肉は完全に落ち、お腹の脂肪が掴め、健康診断でもγ―GDP等の値が高く、お酒を控え運動するように言われたいた私。思い切って自転車通勤を始める事にした。

早速、近くのショップに行き、通勤用の自転車が欲しいと3万円で購入した。会社から自宅まで、往復3km。その短い距離の通勤でも息が切れた。ここまで、体力が無くなっているのかと驚き、3ヶ月ほど続けてみると自転車に乗った後、スッとして、何かストレス解消につながっているように感じ、しんどい中にも楽しさを感じた。

自転車、面白いんじゃないかなと思った。高校時代、最寄の駅まで往復20km走っていたのを懐かしく思い出した。改めて、自転車の雑誌や本を買って読んだ。自分の買った自転車がクロスバイクで26インチサイズである事が分かった。

知識を増やすにつれてロードバイクが欲しいと思うようになり、1年後に、ア○カーのクロモリを購入した。ティアグラ9s仕様だった。ネットや本の影響を強く受けていた為、見た目重視でノーマルクランクを選んだ。好奇心だけで六甲山に行ってみた。

六甲の再度山を目指したが、39×25で、頑張るしかなかった。心拍数は180前後まで上がり、3、4回、休憩して1時間位かけて辿り着いた。しんどかったけど達成感が心地良かった。
その4ヵ月後の正月、同じく再度山を経由し丁字ケ辻まで行って六甲に下りた。休憩しながらだったが、面白いと思った。

ただ残念ながら、それ以降の2年弱は、仕事が猛烈に忙しくなり通勤の3km往復のみで、10km以上走る機会はなかった。自転車に乗りたいという思いが募るばかりで、知人の話を参考に、通販で、フレームパーツを取り寄せ、部屋に飾り、ストレス解消をしていた。

そして昨年2011年の10月、仕事も落ち着いてきたので、自分でいきなり、ネットを参考にしながら組み立て始めた。

ワイヤー、チェーンは、購入時のグリスをデグリーザーで落とし、新しいオイルを馴染ませて一人悦に入っていた。

初めて裸のホイールを見て、ネットに感化されたままリムセメントを塗ってタイヤを装着。次の週には完成させられるかもと、ネットで調べているとNRSさんのサイトを発見した。

今までのサイトと雰囲気が違い、戸惑いながらも、一つ一つ、橋本さんの記述を読んでいった。何とマニアックなとも思いながら、読み続けていくと、自分のやっている事が、自分の目的と真逆のことのように思えてきた。

これでは、本物のロードレーサーは分からず仕舞いになる。自己満足で終わってしまうと思い橋本さんに連絡をとり、組みかけの自転車と残りのパーツを持ち込んだ。11月初旬の一番忙しい時だったと後で知ったが、私の思いを聞いて頂き、リビルドして頂ける事になった。

安心して帰ろうとしていたところ、橋本さんがリムセメント着けしたタイヤをにわかに手に取って、引っ張られた。簡単にタイヤがリムから離れた。「エッ!!!」しばし沈黙が流れ、橋本さんがリムをガン見して絶句。

「死にますよ」私は、「死ぬ?だれが?何の事?」としばらく思考停止。

「これクリンチャーホイールです。それにリムセメントでチューブラーがはまってますが、くっついてもいません。」

わたしは、ようやく、自分のとんでもない間違いに気づいた。海外通販でチューブラーホイールを頼んだつもりが、クリンチャーであった事を知った。「どうしたら、いいですか????」

「一旦、タイヤは持ち帰って、リムセメンとを剥離して、クリンチャータイヤを装着して持ってきて下さい」との事だった。

「わかりました」と答えたものの、チューブラーに乗ってみたいという未練があったので、クリンチャーホイールは持って帰りセカンドタイヤとし、橋本さんのサイトで気になっていた手組みホイールをお願いした。

そして昨年12月某日。北朝鮮が大騒ぎしている時に引き取りに行った。

次の日曜日、まずは、惨事につながるところだったクリンチャータイヤで乗ってみた。走り出しの軽さに「エッ」と思い続いてサドル、ペダルハンドルレバーのフィット感が絶妙だった。
これは、乗りやすい。今までのア○カーも悪くはなかったが、しっくり感が全く違う。

フィッティングはお願いして本当に良かった。今までBBからサドルトップまでの係数や96%の法則も色々調べて自分なりにやっていたが、橋本さんの確証に基づいたフィッティングの凄さを身を持って知った。
素直に、年末駆け込みで、コンパクトクランクに交換してもらった。

そして、この正月、約2年ぶりに六甲山を目指した。実は2ヶ月前に先述のア○カー ティアグラ9sで、標高約50mアップする坂道を登っただけで、休憩してしまった自分だけに正直不安だった。

王子動物園から夙川を経由し、六甲山を目指した。鷲林寺を抜け西宮北有料道路入り口を左に入り、悪天候の中、16号線を登って行った。午前7時30分、アクシデント発生。登坂を断念した。なぜなら132番カーブを過ぎると、そこは雪だったから・・・。

Uターンする事にしたが、そこまで標高差 約500mの路を休憩もなく、心拍数も163前後で登れた。またまた感動した。そして翌日、リベンジすべく、午後1時に家を出発し、再度山経由で六甲山を目指した。激坂の入り口から再度山まで約30分。心拍数は、しんどい所で165前後。そのまま、六甲山牧場前、丁字ケ辻、スキー場を経由して、昨日、雪の為、引き返した133番カーブを逆向きに通過して、芦屋川沿いにおりて帰宅した。約3時間のライドだった。写真を2箇所で撮った以外、足を止める事なく、ペダルを踏む事が出来た。

コンパクトクランクの選択、そしてフィッティングは先述の通り、そして何といっても手組みホイール チューブラーの軽さ、乗り心地は、レー○ング3のクリンチャーどころの比ではなかった。

山頂東側の雪解け後の濡れた路面でも怖さを感じなかった。西宮北有料道路から鷲林寺へ向かう下り坂では70km出せた。この2年間で、2000kmも走っていなかった私が、六甲を横断できた。

帰り道は、先ほど通った六甲山を見上げながら、にんまりとしていた。とても嬉しかった。橋本さん、本当にありがとうございました。本物のロードレーサーの楽しさ、NRSの凄さを知る事が出来ました。橋本さんの「死にますよ」の声で、命拾いをすることが出来ました。

クリンチャーホイールにへばりつけてしまったリムセメントは、専用クリーナーを1本半も使って取った。もう、間違えません。この次は、手組ホイールにはめている海外通販で買ったビットリアのチューブラータイヤをすり減らして脚力を作り、橋本さんお奨めのヴェロフレックスカーボンを履きたいと思います。

今から思えば、中途半端なサイトの情報を鵜呑みにせず、知識は逆に無いほうが良いと思いました。
最初から橋本さんに今からロードレーサーに乗りたい。ビギナーです。よろしくお願いしますで良かったのだと思います。急がば回れではなく、急がばNRSだと痛感しました。

もっとNRSを宣伝して欲しいと思いました。やっとロードレーサー乗りの入り口に立てたように思えました。今後とも、洗車方法やメンテナンス等、教えて頂きたいと思います。よろしくお願いします。感謝。

Photo コンポーネントはアテナ。1年以上前のモデルなのでエルゴパワーはウルトラシフトで(現行はクイックシフト)クランクはウルトラトルク(現行はパワートルク)。

Nrs_2 ハンドルバーエンドは、NRSチューンでカットしてある。このカットする部分は、自分が選手時代膝をぶつける以外機能しなかったのと、バーテープを巻きかえる時に汚れていなかったこと(握っていない)から不要部分と判断して、カットすることにしている。カット代金は¥2000。

Cyfac1 Cyfac2

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